2014年12月01日

倉本逆転キング!シニア最終戦悪天候で中止

◆国内シニアゴルフ最終戦 いわさき白露シニア最終日(30日、鹿児島・いぶすきGC=6923ヤード、パー72)

 国内シニアプロゴルフツアーの最終戦、いわさき白露シニアは30日、鹿児島・いぶすきGC(6923ヤード、パー72)で行う予定だった最終ラウンド(R)が悪天候で中止となり、第2Rまで通算12アンダーで首位だった倉本昌弘(59)の今季2勝目と4年ぶり2度目の賞金王が決まった。2月から日本プロゴルフ協会会長を務める倉本はシニア通算5勝目。優勝賞金1200万円を加えた今季獲得額は3929万2451円で、今大会4位の室田淳(59)を逆転して約118万円の差をつけた。羽川豊(56)が4打差の2位。

 賞金王はあっけなく決まった。強い雨で競技が中断。1時間余り後に中止が決まり、倉本は前日までの成績で優勝した。ランク1位だった室田を逆転し「恥ずかしながらこんな形で決着。室田が賞金王にふさわしいと思っていたが…」と苦笑いした。

 競技とレッスンのプロ合わせて約5000人を束ねる要職。レギュラーツアー通算30勝の実力者は当初、競技者との二足のわらじは履かないつもりだった。しかし「協会の営業に役立つなら」とシニア11戦に出場。満足な練習ができない中、「無理をしないことが功を奏した」と振り返った。

 来季は会長業がさらに多忙になる見通しで、出場試合数は減る方向。異例の“会長兼賞金王”は「組織改革に向け、これから先頭に立って動かなくては」と厳しい表情で締めくくった。


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