2015年03月14日

みなみ、今季初戦61位発進「何やってんの!」

◆女子プロゴルフツアー ヨコハマタイヤPRGRレディス第1日(13日、高知・土佐CC、6217ヤード、パー72)

 昨年のKKT杯バンテリンレディスで最年少優勝を果たしたアマチュアの勝みなみ(16)=鹿児島高1年=は2バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの74。2オーバーで首位と10打差の61位と出遅れた。プロツアー20試合目で初めて4パットするなど今季初戦は苦しい船出となった。64をマークした一昨年覇者の全美貞(32)=眞露=が8アンダーで2位に3打差をつけ単独首位。

 信じられない光景だった。3番パー5。4メートルのバーディーチャンスを逃した勝は、返しの約80センチもボールがカップに蹴られる不運。残った1メートルも決められず、4パットで痛恨のダブルボギーとなった。中学1年から出場してきたプロツアーで初の屈辱。不満の残るシーズンの幕開けに「『何やってんの!』って感じ」といら立ちを隠せない。

 傾斜のきついグリーンに苦しんだ。「打ちたい所には打てているのにラインが全然、読めない。本当に分からなかった」。最終18番も3パットでボギー。「後半も3メートル以内のバーディーパットを入れられなかった」と安定していたショットを生かせず、自身ワースト2番目の35パットを要した。

 意地は見せた。ダボ直後の4番は、キャディーの母の久美さん(48)に「まだ15ホールもある。私はもう切り替わってるよ」と声を掛けられ、難しい下りの2メートルをねじ込んでバーディーを奪った。

 史上初のアマ2勝目は厳しくなった。2日目は予選突破をかけての戦いとなる。パー5でスコアを3つ落とし「めっちゃもったいない。でも、ロングを何とかすればいけるってことですよね。そう考えます」と前を向いた。底抜けの明るさとジュニア離れした適応力で浮上を狙う。


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